最近めっきりCD屋さんから足が遠のいていたせいか、不覚にも廃盤となっていたトニーニョ・オルタのCDが再発されていた事を知りませんでした。
トニーニョ・オルタはブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身の、いわゆる「ミナス派」と言われるミュージシャンで、かのパット・メセニーも影響を受けたすごいアーティストでもあります。僕はそんな彼の音楽の中でも特に弾き語りスタイルのものが好きなのですが、これが独特の雰囲気を醸し出していて非常に素敵です。特にコードの使い方が特徴的で、開放弦や1弦のテンションを多様しているところまではいいのですが、ボイシング自体もなんだか不安定気味…そこに「ティララ~♪タララー♪ダラ~♪」のような怪しげなスキャットが絡んできて、これがえも言われぬ絶妙な心地良さを醸し出しています。機会があれば是非一度ライブへ足を運びたいアーティストの1人です。